先日、思い立って合掌造り集落に行ってきました。

富山県にある「五箇山(相倉集落と菅沼集落)」と、岐阜にある「白川郷」にわかれる合掌造り集落。ドライブがてら富山県にある『五箇山』へは、たまに行く機会があるのですが、そこからさらに車で40分くらいかかる『白川郷』にはなかなか行く機会がありません。

私が最後に白川郷を訪れたのは、私が高校生の頃だったかもしれません。当時もすでに世界遺産に登録されていましたから、観光地として相当に整備されていました。とはいえ、マイナーな観光地でした。観光客は多いながらも、こじんまりとした甘味処があったり、農作業に精を出す住民の姿があったり。観光客が大挙して詰めかける観光地だったという記憶はありません。ところが…。

それから10年以上経った2018年。駐車場には、おどろくほどの観光バスの数。駐車場から集落につながる長いつり橋には、雨にもかかわらず大勢の列が。集落に入ってからも、人・人・人。東アジア諸外国からの観光客の波の中に、欧米からの観光客集団。それに混じって、たまに日本人観光客。驚きました。白川郷はすっかり、インターナショナルなツーリストスポットになっていました。それに対応するように、カフェやおみやげやさんの数も増えたような気がします。なんだかテーマパークにいるような気分になり、楽しくなりますね。観光地として資源を最大限に生かし、観光客を呼び込むことに成功している岐阜県はすごい。

ちなみに富山県の「五箇山」は、もっと山岳集落らしい生活感がありますし、観光客もずーっと少なくなります。まあ、どちらが好きかは人それぞれでしょうし、団体さんの受け入れ態勢が整っているのは「白川郷」のほうでしょう。

 

駐車場を出て2,3分ほど車を運転すると、道の駅がありました。休憩がてら寄り道することに。

中に入ってお土産を眺めていると、奥に何やら小さい入口が。「合掌ミュージアム」とあります。

すると急に広大なスペースが現れます。

なんと本物の合掌作りが!!まったく知らなかったし、期待もせずに立ち寄っただけなので、本当に驚きました。

合掌作りの構造を見られる機会は、まずありません。とっても貴重な展示だと思うのです。

かやぶきの葺き替え作業の様子が人形で再現されています。

なんでも、ここは集落にあった「旧手塚家」を移築したものらしい。本物の合掌作りです。こんな近く、しかも内部の構造までじっくり見られるとは。

白川郷や五箇山でも実際に家屋に入れるところはありますが、こんなにじっくり見られるところはありません。なにより内部構造を、本物の合掌作りを使って、実物大で見られるところはここだけではないでしょうか。しかも、ここ合掌ミュージアムは無料です。すごいです。

今回まったく予備知識なく訪れたこともあって、思わぬいい体験ができました。今回、我々の他に見学をしていたのは、家族連れ1組だけ。白川郷の中の賑わいとはちがい、静かに見物できました。ぜひ、白川郷までいらっしゃったらお立ち寄りください。道の駅でもお土産たくさん買ってね!!